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学生トレーナーズミーティング7月:「試合期のコンディショニング」2015年9月29日
2015.7.28(Tue)

学生トレーナーズミーティング7月のテーマは、「試合期のコンディショニング」でした。

皆さんも「コンディショニング」という言葉を耳にすることが多くなってきたと思います。
コンディショニングとは・・・
「ピークパフォーマンスの発揮に必要なすべての要因をある目的に向かって望ましい状況に整えること」という意味の言葉です。

普段の練習では、試合で勝つことを目標にしていると思いますが、その成果を試合で存分に発揮するためには"コンディショニング"が必要不可欠なのです。

今回のミーティングでは特に、試合期に必要なコンディショニングの要素について学びました。

まず、試合で力を発揮するためには、目標とする試合に自分のパフォーマンスを最大限に向上させる必要があります。
そのためには、シーズンを通じて準備期から獲得した身体能力を維持させつつ、競技スキルを高めるパフォーマンスを向上させる、いわゆる「ピーキング」が必要です。

また、いくら体力や技術が向上しても、身体や心に疲れが残った状態では万全とは言えません。
そこで、目標とする試合の前に、身体・中枢神経系・心理的な機能を促進します。
そのために、トレーニング強度を段階的に減らしていく調整方法を「テーパリング」といいます。
テーパリングをうまく行っていくことで、超回復をすることが可能になります。

これらのように目的に沿って、シーズン全体、および試合期にはトレーニング強度を調整していきます。

今回は、陸上教護選手の実際の「期分け」と、それに合わせたコンディショニングを参考に、具体的な計画の立て方についても学びました。
目標とする試合でコンディションを万全にするためには、シーズンを通した達成可能なトレーニング計画の立案と実行が重要ということが分かりました。

また、コンディショニングを行っていく上で、個人競技とチーム競技では注意する点が異なります。
そこで、硬式野球部を例にチーム競技でのコンディショニング諸要素を検討しました。

チーム全体で活動している中で、ポジションや試合での出場の仕方など、個人個人で全く別のコンディショニングが必要な場合もあります。
また、大人数での活動となることが多いため、人数に合わせた場所、時間などを考慮する必要もあります。
このように、ただコンディショニングの内容を考えるだけでなく、その実践方法も考える必要があります。

全体、個人それぞれに目を向けて、チーム全体として試合に向けたコンディショニングをする必要があるということを学ぶことが出来ました。

ミーティングの最後に行ったグループワークでは、まなんだことを参考に、各部で行っている試合前の取り組みについて考えてみることにしました。

各部、試合前は、練習のメニューが減る・戦術確認の反復練習が増えるといった取り組みでした。

また、試合前のゲン担ぎやルーティーンづくりによって、試合に向けた精神的なコンディショニングも行っているようです。

普段はあまり意識せずに行っている取り組みも、コンディショニングという意味では重要な役割を担っていることに気付くことが出来たのではないでしょうか。

今回の内容は、すぐさまチームに取り入れるというのは難しいかもしれませんが、今後のシーズン全体のトレーニング計画づくりや試合期におけるコンディショニングの際の手助けになればいいなと思います。


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筑波大学スポーツアソシエーション(TSA)
Sレベルトレーナー 博士課程前期 2年 市原英

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