筑波大学ラグビー部
こば日記(5)2012年9月27日

こんばんは

こば日記5回目始めます。

 

9月の終わりに近づくにつれ、急に秋らしく、涼しくなってきましたね。

気温は下がってきましたが、気温に逆行して熱くなる反抗期なスポーツがあります。

そう、ラグビーです!!

社会人、そして大学ラグビーもついにシーズンに突入しました。

週末はラグビーに大注目です!!

 

筑波大学ラグビー部も、先日の16日(日)慶應大学と対抗戦の初戦を迎えました。

結果は36-12で勝利しましたが、

夏まではできていたプレーができなかったり、

普段はミスしないようなところでミスをしたり、

と、反省だらけの試合となりました。

対抗戦、そして聖地・秩父宮ラグビー場の独特な雰囲気がそうさせたのかもしれません。

しかし、それ以上に影響を受けたのが相手の「スカウティング」だったと思います。

 

 

という訳で、今回は最近のスカウティング事情について少し話そうかと思います。

スカウティングとは、相手の試合を分析して、攻撃のパターンやDFシステム、セットプレーのサインなどを研究するというものです。

現在公開中の踊る大捜査線の青島に言わせてみれば、

「試合は競技場でおきているんじゃない、試合前から始まっているんだ」って感じです。

 

多分どこのチームもやっているんじゃないかと思います。

高校まではスカウティングなんてしたことなかったので、僕も1年生の頃は「そんなのやるんだ~」と。驚いたのを覚えています。そのため、受験生は少し新鮮に感じるかもしれません。

まぁ、僕の高校がやってなかっただけなのかもしれませんが・・・笑

 

それでは、いくつか段階に分けて紹介していきましょう。

という訳で、

「勝利のためにたすきを繋げ!!筑波大学ラグビー部スカウティングたすきリレー」をスタートします。

 

 

第一走者の役割は、「映像入手」です。

これがないと始まらないですからね!

ここで活躍するのが、テクニカルコーチの肥後勇介・小柳竜太と映像委員会のみんな。


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対戦するであろうチームの映像を入手するため、公式戦の試合日程やJスポーツでの中継日程を把握し、撮影スケジュールを組みます。

対戦するまでの公式戦は限られてしまうので、撮影スケジュールを間違ったら、さぁ大変!!の、切腹覚悟なので、慎重にスケジュールを組んでいます。

ちなみに撮影は、映像委員だけという訳でなく、練習がある日はケガをしている選手に撮りに行ってもらったり。という感じです。

無事映像を入手したら、第二走者へたすきを渡します。

 

 

第二走者、華の2区の役割は「全体ミーティング」です。

ここで活躍するのが、嶋崎ヘッドコーチ。

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相手の特徴や攻撃のパターン、DFシステムなどをチーム全体に落とし込みます。

また、それをふまえて自分達がやるべきこともチーム全体に落とし込みます。

短い映像にまとめてくれているので、一気に頭に入ります。

これにより、部員全員で相手のイメージを共有しグランドで練習できるのです。

 

 

続いて、たすきは第三走者へ繋がります。

3区の役割は、「ユニット研究」

2区では相手のチーム全体の特徴を把握しました。

3区では、FWBKのユニットに別れて分析していきます。

ここで活躍するのが、BKSO(スタンドオフ)の選手たちと3・4年生。

IMG_0248.JPG

この中で2つのグループに分かれて、分析を行っていきます。

SOは司令塔なので全体の動きを把握する必要があるのと、

3・4年生がやるのは授業が少ないからです。

1、2年生は授業が1~5限まで埋まる日も多く、そこまで時間が取れないので暇な先輩方にやらせます。笑

1,2年生は頭を動かし、少し暇な3、4年生は相手BKのサインプレーや、特徴のある動きを紙に書きだし、手を動かします。

 

FWも基本的には、3・4年生と、相手のラインアウトを知っておかなければならない選手が行います。

IMG_0251.JPG

また、ラインアウトは千葉コーチ。

スクラムは鷲谷コーチ。に、アドバイスを貰いながら、分析を進めていきます。

 

 

そして、たすきは最終走者へと繋がります。

第4区の役割は「相手チームの再現」です。

ここで活躍するのは「メンバー外の選手たち」。

嶋崎HCが紹介した相手チーム全体の動きと、各ユニットで確認した動きをグランドで実際に再現します。

第3区で活躍した選手中心に、他の選手にも説明し進めていきます。

その時の秘密兵器が、iPadです。

持ち運びしやすいiPadに映像を取り込んで見ることで、よりイメージを共有しやすくします。

FWは普段のスクラム練習からiPadで映像を撮影し、その場で確認することもあります。

今どきの方法なので紹介しておきました。

別にアップルに頼まれたわけじゃないですよ笑

本当便利な時代です。

 

 

このような過程を経てメンバー以外の選手は、仮想相手チームを作り出し試合メンバーを送り出します。

そして、ここまで繋いできたたすきを、試合メンバー22名に託します。

託された22名は、責任と誇りを背負い試合に臨んでいきます。

 

 

これが簡単なスカウティングの流れです。

という訳で、以上で

「勝利のためにたすきを繋げ!!筑波大学ラグビー部スカウティングたすきリレー」を終了します。

今回の慶應戦は無事最後までたすきが繋がったのが、勝利の一つの要因かもしれません。

少しはイメージが湧いたでしょうか。

こうやって、チーム全員が自分に与えられた役割を果たして試合に臨んでいます。

 

僕も経験ありますが、試合に出ていても「あのプレー来た!!」って時がありますし、

その時は応援メンバーも「おれらがやったプレー来た!!」ってテンション上がります。

だから、チームの勝利はみんなの勝利、チームの負けはみんなの負けなんです。

 

これらも、チーム全員一体になって頑張っていきます。

応援よろしくお願いします。

 

最後に先日の23日に行われた、ジュニア選手権の初戦・帝京大学との試合は惨敗でした。

まだまだブレイクダウンの強さ、寄りの速さ、一人一人の個人スキルで負けていました。

もう一度、鍛え直し次からの試合に臨みます。

ジュニア選手権の方も応援よろしくお願いします。