筑波大学柔道部 川村禎三杯

 この大会は、筑波大学初代柔道部部長を務められた川村禎三先生を記念し、高校柔道の健全な発達を目的として、1987年から開催されています。企画、運営は筑波大学柔道部学生が行っております。第11回までは団体戦で行われっていましたが、1997年の第12回大会からは、敗者復活方式も取り入れた体重別個人戦をおこなっています。

  先生は、盛岡のご出身で、筑波大学の前身である東京高等師範学校体育科を卒業され、東京学芸大学講師、助教授、教授、 筑波大学の教授を歴任されました。筑波大学開校当初より初代柔道部部長として11年間に亘って文字通り本学柔道部の基礎を築かれました。

  筑波大学を定年退官後、その教育と研究業績が認められ、筑波大学名誉教授を授与されました。

  選手としては天覧試合、全日本東西対抗、全日本学生東西対抗、国民体育大会、全国10地区優勝大会など全国的な大会において活躍される等輝かしい競技実績を残されております。また、世界選手権大会、全日本選手権大会等の審判も務められ、1993年には九段に昇段されました。

社会的には文部省の諸委員、全日本柔道連盟理事、及び武道学会理事・監事として日本国内の体育、柔道界の重要な組織運営に尽力されました。国外でも国際柔道連盟の初代スポーツ理事、審判委員会等を18年間も務められるなど、柔道の国際的普及発展に果たした役割は極めて大きいものがあります。その功績が認められ、1979年の勇退に際して、永久名誉役員に推挙されました。さらに従四位勲三等瑞宝章を余又せられ、2003年1月、80歳にて、偉大なる生涯を閉じられました。