筑波大学体操部 筑波大学体操部
Turnfest 報告書 52013年7月12日 

Turnfestへの軌跡とこれから        

                                                   

 一か月と半分ほど前、TURNFESTに参加するためドイツへ遠征してきました。自分にとって海外に出ることはおろか、飛行機すらも初めての経験であったため、今回の遠征は今までにないほど刺激に満ち溢れていました。もちろん凄く良い経験もできたのですが、慣れない刺激の数々に疲労し、回りの方々にご迷惑をおかけしてしまったことにはお詫び申し上げます。しかしながら、無事帰国ができ、こうしてドイツで得た様々な想いを引き出しながら、この報告書が書けていることに喜びを感じております。

 そのように、様々な面で非常に充実したドイツ遠征だったのですが、今回はJapanese Culture Night当日、およびそこで発表した作品について書かせていただこうと思います。

Japanese Culture Night 当日は、今まで経験したことのない不思議な体験をしました。

その日は早朝から夜遅くまで、準備、リハーサル、本番、片づけと非常に密度の濃い時間を過ごしました。そうしてプログラムを終え、アリーナを出て帰途に就こうとしていた時のことでした。その日に行った様々なことを思い起こすと、「あれリハーサルって昨日したんだっけ?」と思ってしまいました。それは、今日一日の出来事が、まるで二日分の時間を過ごしたんじゃないかというな錯覚でした。この出来事を、数々の遠征を経験されている先輩にお話しすると、「それが海外遠征の醍醐味なんだよ」というお答えをいただきました。今日一日をやり遂げた実感が湧くとともに、是非またこのような経験をしたいという思いが溢れ、非常に感動しました。

 そしてその今回発表した作品は、先代主将の先輩が去年の夏ごろから作り始めた作品でした。それは、当時一年生だった自分がその半年以上の期間をともにした作品でした。その数か月の間にも多くの発表の機会を持ち、そのたびに自身の動きの成長や作品としての完成度が高まっていくのを感じていました。そして4月になり2年生に進級したところで、いよいよドイツ遠征まで残り1か月となっていました。直前まで作品細部の動きをとことん追求し、またときにはまったく別の動きを取り入れることもして、最後まで納得のいくまで試行錯誤を繰り返しました。

 そんな練習に練習を重ねた作品も、3分間で本当にあっという間に終わってしまいました。今までの発表も同じように短く、あっという間に感じていたのですが、今回の場合はやはりかけた時間、かけた思いが格段に違いました。そのため、もの寂しさが今まで以上に強く残り、不思議な感慨深さを実感しました。それは充実感のような、あるいは物足りなさのような、もう一度やりたいような、やりたくないような。正反対の想いが入り乱れ、夢のようにも感じられたのですが、確かに言えることは、この作品が「楽しかった」ということです。当日に限ってではなく、その過程を含めてすべてがです。

 「終わりよければ全てよし」と言われるように、「終わり」はその過程を美化することができるのだと不意に思いました。練習で失敗したり、うまく動けず悩んだりなど、決して楽しいことばかりではなかったはずなのですが。

 この作品に取り組んできた時間は、確かな価値があったと言えますし、今後の体操生活にも大きく影響していくに違いないと確信しています。その中で得た経験、技術、知識などを今後の体操部の活動へと、途切れさせることなく注ぎ込んでいきたいと思います。2年生という、まだまだ多くの時間が残されていることに、なおさら幸せを感じます。

 最後になってしまいましたが、引率してくださいました先生方、生活を共にした部員、日体大の皆様、宿泊のボランティアの方々、家族など、様々な形でご支援激励してくださったすべての方々に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。


筑波大学体操部2年 北島瑛二



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